ティッシュを切らして失ったハイスペック彼氏。

ずぼらエピソード

今日は、若かりし頃にやらかした“黒歴史エピソード”を・・・

あれは、まだ一人暮らしを始めたばかりの頃。自由な生活に浮かれていた私は、家の必需品であるティッシュペーパーを切らしてしまっても特に問題にしなかったほどの痛女だった。普通なら、すぐにコンビニやドラッグストアに走るところだが、当時の私は「ま、トイレットペーパーで代用すればいいじゃん♪」と軽い気持ちで対応。

しかも、そのトイレットペーパーを、なぜか堂々とテレビの横に置くという荒業。これが、ズボラの極みであり、最大の過ちで。

そんなある日、当時付き合っていた彼氏がふと私の家に遊びに来ることに。
ちなみにこの彼氏、いわゆるハイスペック男子。超イケメンで高身長、英語ペラペラの商社マン、頭も良くて優しい。彼の存在そのものが「神か?」と思えるレベル。私はそんな彼と付き合っている自分に酔いしれ、「これって私の人生のピークかも」なんて思っていた・・・のも束の間。

そのピークはあまりに短かった。

彼が部屋に入ってくるなり、目に飛び込んだのは、テレビの横に置かれたトイレットペーパー。
一瞬の沈黙。そして彼が放った一言。

「……これ、なに?」

私は笑いながら、
「え、ティッシュ切らしちゃったから代わりに使ってるの~!」

彼の顔が、一瞬にして引きつるのを見逃さず。
その後、何事もなかったかのように過ごしてくれたが、帰り際の表情はなんとも複雑そうで。そして、次の日。

「ごめん。価値観がちょっと合わない気がする。」

……見事にフラれた。

あの時、ティッシュペーパーを買いに行く“ほんの少しの手間”を惜しまなければ、彼との未来は変わっていたのかも。
でも、まあ、ズボラな私があのハイスペ彼氏と釣り合うわけもなく、いずれこうなっていたのかな、と今では笑い話ですけど。

みなさん、ずぼらライフを楽しむのは素晴らしいですが、トイレットペーパーはトイレ以外に置かないこと、これだけはお気を付けて・・・

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